在宅訪問薬局とは？

私たちの調剤薬局は「在宅訪問薬局」と言って、薬剤師が個人宅や居宅系施設までお薬をお届けし、服薬指導や薬剤管理を行っています。
つまり来局することが困難な患者さんのために、こちらから訪問するというスタイルをとっています。
昨今、ご自宅や施設で療養される患者さんが増加する中で、ご自宅に居ながらにして街の調剤薬局と同じ品質のサービスを提供し、ひとりひとりに合った薬剤管理方法をご提案いたします。
私たちは、在宅訪問に特化して業務を行うことにより、患者さんの多種多様なニーズに応えていける体制を整え、日々実践しています。

訪問服薬指導とは？

薬剤師が、患者さんへ薬剤をお届けし、服薬指導を行うことです。
ご家族やケアマネージャー、ヘルパー、医師、訪問看護等と綿密に連携を取り合い、患者さんの療養生活・QOLの向上を目的としたサービスを行います。
他職種の方々と情報交換を行いながら、患者さんに合った薬剤（剤型等）の提案も行います。また、緊急時には、すぐに臨時薬をお届けするといったサービスも含まれます。
薬剤管理を薬局が担当することで、患者さんは手持ちのお薬が切れるといった心配から解放され、また、ピルケース等での管理により格段に服薬コンプライアンスが向上するケースもあります。
私たちは患者さんが服薬される段階以外も薬局の責任との考えから、薬剤管理全般についてサポートいたします。

普通の薬局との違いは？

通常、風邪等で病院に通院した場合、処方箋が発行されます。その処方箋を持って、近く薬局（門前薬局）に行き、処方箋を提出します。しばらく待つと薬が出来上がり、自宅に持ち帰り、服用する。これが一般的な調剤薬局における流れになります。
一方、在宅訪問薬局では、まず通院ができない状態の方（足が不自由な方やご高齢で通院ができない方等）が、ご自宅で訪問診療を受けます。その際に医師から発行された処方箋を、薬局にFAX等で提出することで、薬剤師がご自宅へお薬を届けに行く、という流れになります。
つまり在宅訪問薬局とは、言い換えれば「ご自宅に居ながらにして、お薬が届く」サービスを提供する薬局と言えます。

料金はどのくらいかかるの？

• 介護保険を利用すれば、お薬代の他に1回の訪問につき507円（個人宅）、376円または344円（居宅系施設）となります（負担割合1割の場合）。
• 特別な場合を除き、何度訪問しても、ひと月あたり最大4回までの算定となります。

例：今日訪問して、3日後にまた処方箋が出て、再度訪問した場合⇒1回目の算定日から起算して、中6日以内での再訪問なので、二度目の訪問時は507円はかかりません。